地震は世界を変えた 地震はわたしを変えた

3月11日。
前代未聞の地震が起きてから2週間。
311以前と以後では、この地球上に生きているだれもが
ライフスタイルはもちろん、考え方や感じ方が変わった。

確かに世界が変わった。

わたしも大きく変わった。公私ともに。

まず、仕事。
先日の日記にも書いたけど、働いていた日本料理店は
お客さんが激減してしまった。
誰のせいでもない。だからこそ余計に苦しい事態。
わたしはパート契約だったから、
お客さんが少ないと必然的に出勤の必要がなくなってしまう。
時給での仕事。
正直、生きていけない。
生きていくために、生かしていくために、転職した。

24日から新しい職場で働いている。
重度障害を持つ方の生活施設。生活に必要な全ての介助をする仕事。
生活には当たり前の動作である、
就寝、洗顔、着替え、食事、余暇活動、排泄、入浴、他者とのコミュニケーション・・・
手や足が自由に動かせない状態でこれらのことをやるのは難しい。
だから、わたしたちが手や足になる。
もちろん、これまでの仕事と変わらず、誠実に働いていこうと思う。


そして、私の部分。
地震で明確になったのは、
この世に自分と無関係な人なんて誰一人いないということ。
同時に
こういう時だからこそ、会って話したい大切な人がいるということ。

会いたい人たちに会いにいった。
揺らいで不安な心が一気に鎮まった。

この人の手を繋いでいきたいんだ、と気づいた人がいた。
手を繋ぐことにした。

どんなときも、ひとりじゃない。

そう思えることによる安心感。
世界中の誰もが感じられますように。

祈りに代えて、祈りとともに。
わたしはいっそうわたしを生きていきます。

これからも見守っていてください。
いつもありがとう。

            愛