大宴会

1ヶ月以上前から楽しみにしていて
朝起きてから夜寝るまでの
全ての瞬間が輝いていた一日。

2010年11月12日

どっから書こう。どんだけ書こう。

名古屋から夜行バスでめぐみちゃんがやってきました。
昨日の日記に書いた
おにぎりは朝ごはん。
朝ごはんを食べてエネルギーが湧いてきたから
まずは高尾山登山!!!
(と、いってもこの後の予定が盛りだくさんなので登りケーブルカー、下りリフトですよ)
今回は薬王院まで。
凛とした寒さの中、鮮やかに輝き揺れる木々の葉たち。
紅葉も真っ赤になっていて、
とてもとてもきれいで気持ちよいひとときでした。

山を下って次に目指したのは私の働いてるお店《うかい鳥山
私が今どんな環境で何を見て何を感じているか
名古屋の友達の誰か1人には体感してほしかったから
来てもらいました。

バスがお店の入り口に着いたとたん、感嘆の声をあげてくれました。
眺めのいいお部屋に通してもらい、お料理を運んできてもらいました。
ミトミ会のメンバーが入れ替わり立ち替わりおもてなししてくれました。
めぐみちゃんは
お料理の一品一品をきちんとじっくり、
目で、舌で、心で味わってくれました。
ありがとう。
ここが私の現在地なんだよ。

ゆっくり昼ごはんを食べて満たされた体で向かったのは新宿。
京王線で始発から終点へ。
西から東へ。
東京を横断しました。

新宿で1人加わってくれました。
mamikkoちゃん。
ホームで待ち合わせ。無事会えました。

山手線で原宿まで行き、まずは表参道ヒルズ
少ししか寄れなかったけどここでのウィンドウショッピングはほんと目の保養になります。
そして次に目指したのは【TAMBOURIN GALLERY】で開催中の
《杉江篤志写真展》。
めぐみちゃんの友だち《あっちゃん》が初の個展をなぜか名古屋でなく東京で開催。
ふふふ。でも、タイムリー!
ってことで行きました。
持ってた地図ではギャラリーの位置がよくわからず街中をウロウロ。
ようやくたどり着いて。
迎えてくれたのはあっちゃんのやさしい表情とモノクロの手焼き写真。
写ってるのは犬の散歩中のおじいちゃん。
現在の写真なのに何十年も前のような
日本なのに外国のような
彼の独特の視点で観た世界が写っていました。
30分にも満たない滞在ながら静かに印象に残りました。
ありがとう。

mamikkoちゃんとはここでさよなら。
一瞬でも直接会えるってのは何よりうれしい。

次に向かったのは渋谷。
待ち合わせはもちろんハチ公前。
たくさんの人がいたけれど、
しっかりハチ公の隣りをキープしていたら
きちんと出会えました。
りこったさんと。
りこさんもフロム名古屋。
なぜ私たちが渋谷に集ったかといえば
ハンバートハンバート》のライブがあるからです。

ハンバートハンバート復活祭』
と題されたこの日のライブ。
遊穂ちゃんの産休もありハンバートの久しぶりのライブであり、
レーベル移籍後初のライブ。
何より私にとって3年以上ぶりのハンバートライブ。
タイミング逃し続けていたけど
またグッドタイミングで行けました。
(土日開催だと難しいので)

会場に着くとまずマネージャー周さんに会えました。
ハンバートを誰よりも愛し応援している人。
だからこそもちろん愛にあふれている人で
会えてあいさつできるだけでうれしい。

私たちの立ち見席は2階。
階段を上っていくと、
ハンバートのCD売り子さんとして@くつろぎ食堂に来て出会ったゆうあいちゃんに会えました。
大阪のすてきなすてきなカフェmarthaの店主こゆきさんにも会えました。

待ち合わせをしたわけでもないのに
会いたい人に続々と会えました。
みんなハンバートの音楽が大好きで
それぞれのペースで応援し続けてきた人たち。
そう、今夜わたしの隣りでライブを一緒に観てくれる
めぐみちゃんもりこったさんも
ハンバートをきっかけに出会った人たち。

そもそもハンバートには
あいまいとの共演@ハポンをきっかけに出会いました。
2004年の11月。
ハポンの2階から観ました。お客さんは数十人。
仲間と音楽をする楽しさにあふれていて、
とてもあたたかいうれしい夜でした。
2010年の11月。
O‐EASTの2階から観ました。お客さんは約800人。
仲間と音楽をする楽しさにあふれていて、
とてもあたたかいうれしい夜でした。

ステージまでの距離とお客さんの人数が何倍になっていても
変わらず伝わってきました。
届きました。

この素晴らしい音楽がその素晴らしさを保ったまま確実に広がっている。

良いお店や雑誌でもなくなってしまうことの多い現代において
その質を保ちながら、広がっている。
奇跡のような光景を観て
目頭が、胸が、熱くなりました。

たくさん聴いてきた音楽は
もう自分に染み付いて
街を歩いてるときでもいつでも
ふと脳内に流れるようになります。
その音楽とセットになった思い出が数え切れないほどあります。
ライブを観ている間、
たくさんのことを想って
たくさんのことを思い出して
あふれだしてとまりませんでした。
その感覚があまりにも幸せで
ずっとずっと聴いていたくなりました。

きっと会場にいる人はみな同じ想いだったことでしょう。
でも。
ライブを夜通しやるわけにはいかないから
ハンバートは丁寧にその復活祭の幕を閉じてくれました。

最後の曲は「大宴会」

素晴らしい演奏でした。

出会えて良かったハンバートに。
そしてこれからも生活に彼らの音楽が寄り添ってくれていると思うと
とても心強いです。

ありがとう。
これからもよろしく。

ライブの最後にお知らせがありました。
「次のライブは渋谷CCレモンホールです」
つまり、渋谷公会堂です。渋谷公会堂です。
広がっています。広がっていきます。

また聴きにいきたいな。
そのときとなりには誰がいるだろう。
これからもきっとたくさんの人に出会える自分の人生が楽しみです。

ああ、やっぱり長くなりました。
まだ伝えたいことなんて山ほどあるけど
書き続けるわけにはいかないから、
わたしも幕を閉じなければ。

酒はたっぷり用意して
みんなが来るのを待つばかり
今日の宴は俺のため
思うさまにやってくれ
久しぶりに見る顔もある
昔好きだった子も来てる
みんなずいぶん年とって
なんだか妙に照れるな
唄え 踊れ 乾杯しよう
唄え 踊れ 夜をかけて