いざ、ネクストステージへ。

先日、大切な人にもらったTシャツにかわいいイラストとともに
「You can get next stage now !!!!!」
ってプリントされてました。

次のステージいっていいよ!今がそのときだ!

ってね。
うんうん。じゃあおそれずに行きますね。
無敵なわたしでいきますね!

4月からネクストステージで働いております。
今日まで3日間は研修。
そして昨日、もちろん研修項目として予定されていたわけではないけど、
一番大事なことを、予想外の事態により、しっかりと学ぶことができました。

入居者さんの、お別れ会がありました。
もちろん、引越しではなく、この世からのお別れ会。
斎場でなく、いつものわたしたちの施設のホールで執り行われました。
白布のかかった棺の上に、花々。
園の職員や入居者仲間からのお別れの言葉があって、
生前大好きだった南沙織さんの曲を流してみんなで聴いて。
そのあと一人ずつ、一本ずつ白いカーネーションを献花しました。

わたしを含め、新人はお会いしたことのない方です。
それでも、わたしたちを参加させてくれて学びの機会を与えてくれました。
有り難いとおもいます。ご冥福をお祈りします。

突然、この世の住人でなくなってしまうこと。
年齢や国籍関係なく、そのこと自体の可能性は誰もが少なからずある。
では、万が一突然そのときを迎えたら
あなたは自分のラストステージをどう演出したいですか?

うちの園では毎年1回、それを聞き取り、文書に残しています。
今回もその文書を参考に、園とご家族が相談をした上で
上記のようなお別れ会になったそうです。

実際とてもすてきな会でしたし、
このラストステージへの本人の希望を文書にしておくことは
誰にとっても有効だと気づきました。
わたしの母にとっても、もちろんわたしにとっても、あなたにとっても。

園で訊いているのは5項目。

1:もし難病にかかった場合、余命宣告はしてほしいですか?
2:延命治療はしてほしいですか?
3:脳死の場合、臓器提供をしたいですか?
4:遺産や財産はどのように処分してほしいですか?連絡してほしい人は?
5:どんなお別れ会のスタイルを望みますか?

わたしも早急に、この項目すべてについて考えて
文書に残したいです。
親と交換しておきたいです。お互いが今後気持ちよくいきるために。

こういう問題は積極的に家庭で話題にすべきことじゃないかな。
笑いながらざっくばらんに。

ラストステージを考えたうえで、
ネクストステージ。
挑みます。